=住民が創る田舎の風景=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

北国から雪の便りが届いています。紀南の地においても冬の到来を報せにきたかのようにひらひらと舞う雪虫が自宅の庭で散見されました。例年なら釣り場の朝はストーブが必要なほど冷えるのですが、今年は結構我慢が利く温度です。従ってこの11月は全般的に暖かめで経過したことは間違いありません。

気温に呼応し、11月の水温は若干高めで推移しました。12月に入って直近は17~18℃を前後し、ほぼ昨年並みのレベルです。今後、寒波到来や放射冷却と機に下がっていくのは間違いなさそうです。透明度はいままでやや低め傾向にありましたが、ここ数日、幾分高めに戻した観があります。

11月のチヌ類は小型魚主体に1.8尾(一人当たり)となり、前月並みを維持しました。そうした中、50㎝前後の超良型チヌが2尾ほど揚がっており、この時期としては珍しい成果です。

アジ類は釣果が散発的で予測が難しい状況です。加えて、最近2,3年、冬の間にあれ程群泳した小アジが今年は姿を見せていません。

狙って釣れるものではありませんが、釣果としてメジロ(78㎝)、コロダイ(58㎝)、ヒラメ(65㎝)などが特筆されます。そして先日、80㎝超のマダイがAさんによって釣り揚げられました。Aさんは1,2カ月前にも大物のマダイを揚げたそうで、海神に余程見込まれたのではないかしら。

Tさん無欲の勝利?!:いけす網を突き破らんばかりのコロダイ(65㎝)

養殖場のマガキの収穫作業が終盤に入っています。今しばらくは騒がしい状況が続きますが、協力願います。カキ販売についての問い合わせも多数いただいております。現在のところ現場では凡そ21日頃から予約受付、クリスマス前から販売開始と見込んでいます(詳細は近日開催の理事会で決定の予定です)。

半世紀ほど前、“カニ族”と呼ばれるリュックを背負った若者たちが北海道内を旅している姿が至る所で観られた。またバイクで旅する若者も大勢おり、彼らはエンジン音に擬え “ミツバチ族”と呼ばれていました。もちろん年配の旅行客も多く、旅行先として北海道の魅力が認知され始めて間もない頃でしようか。彼/彼女らは内地ではとうてい味わえない開放感豊かな北海道の景観に触れ、満足して帰った(はずである)。当時、北海道の景観は“手つかずの自然”と喧伝されもした。しかし、(師匠の受け売りですが)我々が通常目にするのは人が開拓して創り上げた人工の景観である。“人の手が入っていない自然“というなら、恐らく知床や大雪の一部など、限られた地域にしか残されていない。大学の植物園や演習林もそれに近いかもしれないけれど。

ドイツでは農業に相当の補助金を出しているとのこと。これには食物生産を後押しするのと同時に田園環境の保全という目的がある。一般市民にもまた、割高であっても地元や自国の産物を購入して農家を下支えする意識が浸透しているそうである(例えば「宇根豊 百姓仕事が自然をつくる 農文協」)。世界各地の例に漏れず、日本の里の景観も地域住民が営々と創り上げた結晶である(近頃は再び自然に還ろうと構えているとはいえ・・・)。

田辺湾奥の海岸に寄り添う道は散策に絶好の場所である。T急のリゾートホテルが建つ海岸通りもその一つで、紀伊水道を望む眺望は、知り合いが「PCの壁紙にしたい」と感嘆したほど。ところがポイ捨てゴミが道路脇のあちこちに散乱し、せっかくの美観を台無しにしていた。近頃この状況がいくらか改善してきたように想っていたところ、散策途上にゴミを拾っている人が出てきていた。

かつて田舎の住人にとって道端にゴミを見つけたら(男は)だまって拾い上げ(女もです、念のため)、片付けるのが普通の行いであった。白浜空港線の路傍が綺麗なのは個人の草刈りボランティアのお蔭である。地域の小学校の通学路にも草刈りやゴミ掃除を引き受けている住民がいる。こうして旧い美風が蘇りつつあるのなら感謝と共に拍手を送りたい。

8月と12月の第一日曜日は地域の一斉清掃の日。何方様も清められた内ノ浦・鳥の巣地区の美観維持に引き続きご協力いただければ幸いです。