= 海の中にも季節の替わり目が =

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

新年度に突入しました。釣り場から遠望できた山桜は急速に里山の新緑に溶け込み(黄砂でかすんでいるせいではありませんよ)、既に季節はソメイヨシノに替わっています。周辺では田植えの準備が急ピッチで進んでいます。また大潮の鳥巣海岸は磯遊びの人で賑わう等々、いつもと変わらぬ季節の風景です。

海水温は北風が強まると一時的に下振れするものの、直近は20℃を覗うまでに上がってきました。透明度は冬季より下がり、その色調は藍から緑色に替わってきたようです。これは悪い兆候ではなく、“春のブルーミング”といわれる海の基礎生産を担う植物プランクトンが繁殖したためと推察されます。地元のベテラン漁師曰く、「いい具合の透明度になってきた」。

海の中に目をやれば、モク類が顕著に減少し、今はフクロノリが主役として海底を覆っています。海の底から立ち上がっていたモク類は流れ藻となって海面を漂い、一部は海岸に打ち上げられています。蛇足ですが、北西大西洋には浮遊したホンダワラ類が集積する海域があり、サルガッソ海(=ホンダワラの海)と呼ばれています。釣り場周辺では波打ち際に沿って赤潮と見紛うばかりの赤色の帯が延びています。晩春~初夏に特有の現象で、大潮時の低潮によって干上がった海藻から色素が溶出した結果と想われます。

三月のチヌ類は二歩進んで三歩後退といった状況で、釣り台や日毎に好・不調の波が大きく振れました。それでも3月を通じて0.9尾(一人あたり)で、25~45㎝の小・中型サイズに混じって50㎝超えの大型魚もしばしば顔を見せ、今後に期待を抱かせる成果が出ております。その他、良型のマダイもポツポツと姿を見せています。天然マダイの色彩は鮮やかですね。釣果が幾分乱高下しているものの、釣りの醍醐味を味わうには良い時期ともいえます。

 Mさん曰く人生初の快挙(20021年6月)

この時期、陽射しの強まりに伴い紫外線も気になってきます。先ごろ、釣り場では釣り台にテント屋根が揃いました。テント屋根の整備は永年の懸案であったのですが、様々な理由から遅れていたものです。日除け・雨除けの他、お客さんの安全確保にも効果を発揮するものと期待しています。その一方、テントが風を受けるため釣り台が揺れやすくなる他、竿の穂先をあてて損壊するといった事故も起こり得るため十分ご注意下さい。また台風来襲等で強風が予想される場合には早めに畳み込む場合があるのでご理解をお願いします。

 整備が済んだ釣り場のテント屋根(8番から12番釣り台)

入学・異動等で組織の陣容が大きく変わる時期です。現在、血液型で性格を類型化する“血液型性格分類”は科学的には受け入れられていないが、心棒者は一定数いると推察されます。日本人の血液型はA>O>B>AB型の順で多い。蛇足だが、アメリカのインディアンは圧倒的にO型が多数らしい。宮仕えをしていた当時、私の周りでは何故かB型が多く、ABがこれに続き、多数派のはずのAやO型が相対的に少なかったと記憶する。ある職場の部門では80%以上の職員がB型で、さらに早生まれが70%を超えたことがあった。平たく言えば部門職員の大多数が早生まれのB型だったのである。人事の塩梅にしては出来過ぎた珍現象と感動したが、今はどうなっているのか・・・・?