=5月の雨は冷たいのに!=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

釣り場は新型感染症の拡大防止に配慮し連休期間中の営業を中止しておりました。間に合わなかった方も多かったと想いますが、時節柄ご理解いただければ幸いです。

感染症の蔓延を横目に鳥の巣半島周辺の田植えは例年より早めの作業終了となり、早苗もみるみる成長してきました。ビワやウメの収穫が始まっています。陽射しが乏しい中にあっても植物のエネルギー変換効率の良さには驚嘆すべきものがあります。

釣り場の直近の海水温は20℃を前後しています。透明度は降雨のわりに高めの印象です。月替わり前後はしばしば弱い赤潮の発生が認められました。また大潮の干潮後に波打ち際で赤い着色水が目撃される場合があります。これは既に記したように、干出した海藻から溶出した色素に因るものと理解されます。

さて、チヌ類は4月を通じて1.0尾(一人あたり)、そして休業期間を挟んで5月前半は0.6尾と幾分下振れしたものの、直近は持ち直しの傾向が認められます。体長25~35㎝前後の小・中型サイズ主体になっています。

アジ類は引き続き低調です。但し、数は多くないものの小アジがポツポツと揚がるようになっており、また小さな群れが筏周りで目撃されているのは明るい兆候と捉えたいところです。

アイゴについては水温がもう少し欲しいところです。もっとも水温だけが釣果を左右する要因ではありませんが。

釣り場に水浴びに訪れたカラス

既に西日本の梅雨入りが伝えられています。確かに今年の4,5月は雨が多いのを実感します。近頃、雨の中を濡れながら帰宅している自転車の学生を頻繁に目撃します。それも男・女生徒かかわりなく本降りの雨の中を。衣替えの時期とは言ってもこの季節、「・・raindrops falling on my head・・ 春雨じゃ!濡れながらまいろうか」を気取るにはまだまだ冷たい雨です。

今頃は安全を理由に許可されないでしようが、私が自転車通学をしていた半世紀前は傘が雨具のスタンダードでした。足元が濡れるのに閉口したが、武器を持たずに雨に立ち向かうよりずっとましであった。近しい年寄りに、「学校で雨具を貸し出すぐらいの配慮があって良いのではないだろうか」といった話をしたところ、「返却が滞って持続的なシステムとなり得ない!!」と即答された。でも性善説を信じたいですねえ。

雨にまつわる話題をもう一つ。釣り場の作業用筏のテントは雨水が溜まるとカラスの水浴び場となる。俗にいう”カラスの行水”は“短時間でササっと水・湯を被ってお終い“を意味する言葉であるが、ここのカラスは水に飛び込んだのち実に長い時間をかけて羽繕いをしています。海水はたくさんあるし、寄生虫対策には塩分混じりの方が良いではないか。それでも彼らは真水がお気に入りの様子。どこかで海水浴をすましており、真水で塩分を流しているだけなのかしら。海水浴の後に冷たい井戸水を被ってさっぱりした身体で家路についた子供の頃のように。そのままにすると体表面に粉を吹いたように塩分が残るのです。