=マガキのシーズン到来=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

アロエが薄茶色の大振りの花をつけ、ナンテンの実が赤くあちこちで赤い実をつけています。どちらも有用な植物ですが、野山に餌が少なくなる冬の期間、小鳥もナンテンの実を食べて命を繋いでいます。

釣り場の直近水温は16℃前後で微変動しています。高温傾向が続いてきや湾内水温もほぼ平年並みになってきました。透明度は一般に高めですが荒天の後は巻き上げで濁りが出るようです。

12月前半のチヌ類は25㎝前後が主体で5.5尾(一人あたり)となりました。竿を出せば何某かは釣れる状況でした。でも目下、釣り場はヘダイワールド。「ヘダイが餌取になっている」」とすこぶる評判がよくありません。ただ、「チヌも居るな」とは最近来場されたY名人の感想でした。釣果にも出ているように寄せ方、釣り方に拠ってチヌも揚がると推定します。サイドメニューはチャリコ、カワハギなどです。

アジ類は“青”の20㎝前後が主体で数匹。但し、釣果に日変動があります。湾奥の波止場ではアジ狙いの太公望の数が増えているので廻っていることは確かそうです。アジを追った大物が飛び込むこともありますが、彼らは全体に栄養不足といえます。

ベテラン作業員によって進められたマガキの収穫作業

 

マガキのシーズンが近づいています。水温の高いこの地では「12月半ば頃からようやっと実入りが進み旬は松が取れてから」と伝えられてきました。一方、販売の最盛期は年末ですが、本来の味を求める向きには1月半ばから2月半ばが宜しいと想います。実際、海岸で天然ガキを採る人影が見られるのもその頃です。その時期の大潮時は昼間に低潮線が大きく下がるため岩場のカキ採りには好都合でもあります。

そうは言っても年末に味わいたいのが人情。養殖場では生産量が少ないところに近年の不作が重なって販売可能数が減っているのが難点です。本年、当場ではクリスマスイブからの販売を予定しています。当日販売は数が限られているため予約(21日から受付)されることをお勧めいたします。

フランス通いが長い知り合いの定番は”白ワインのシャブリと合わせること”だといっておりました。もっとも、あちらでは生食が一般的なため“白”が宜しいのでしよう。一方、我が方は加熱食のため赤ワインでも十分に楽しめると想います。

別のフランス通に、「美味しいワインの見分け方は?」と尋ねたことがあります。曰く、「味は好みであるが、値段の高いのは安心できる。但し、安価なラインナップからこれという一本を探すのが醍醐味。選ぶ際に迷ったならばアルコール度数の高いもの、またコルク栓の長いものに当たりが多い」。

ブドウの品種や産地も参考になる。同じ品種のワインなら欧州産に比べて南米産のほうが甘い印象をもっている。また、ボルドーは値段に拘わらず満毒度が高いようだ。但し、年金暮らしの身であっては普段呑みはボックスワインである。たまに良いのを飲ませてもらうと「やっぱり旨いなあ」と感激する。