=夢へ向かって セイル・オン2=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

釣り場の事務所から望めた桜もあらかた散り、新緑の木立へと変わっています。それでも所々に少しくたびれた花を付けた桜が名残を惜しんでいます。

  海水温は月初旬の暖かさ(暑さ)を引きずり、直近は20℃を越えてきました。昨年よりやや高めです。海の色は青緑基調ですが、”緑”優勢の傾向がより強くなった印象を受けます。透明度も筏の上から海底が視える状況ではなくなり、植物プランクトンが繁茂してきたことを窺わせます。お客さんからも「いい具合になってきた!」とのお言葉を頂戴しました。

4月前半のチヌ類は1.0匹(1人当たり)でした。まあまあの数字と云えます。加えて、40㎝超級が姿を見せているのも心強い点です。キビレも良型が混じっているのを付記しておきましよう。

近所の養殖場由来(と噂の)マダイの動向についてお尋ねがままあります。残念ながら、これまでのところ当釣り場では実見できておりません。

アジ類はぼちぼちという状況です。アジハンターのTさんが久方振りに登場されました。体に染みついた技術や道具類にもやや陰りが出ていたのか、さび付いたリールに苦労されていました。でも慣らし運転ですし、加山雄三の如く「やっぱり海は好いなあ」と漏らされていたのでまずは安心。早々にさびを落として再挑戦されるよう祈念しています。

アイゴは安定しない天気に翻弄され、なかなか釣果が上向かないようです。

 格闘の末に仕留められたメジロ(72㎝)(Y名人)

  今年も自転車部隊が疾走する季節になりました。ピカピカの新入中・高校生たちの通学姿はこの時期の風物詩です。緊張のなせる業なのだろうか、当初は部隊のサイズも大きい。それが里山の緑が濃くなるのに伴って小部隊に替っていきます。

一般に朝の登校時は最短距離のメイン道路を走る生徒が殆どであるが、下校時は遠回りの旧道を通る生徒も散見される。興味深いのは、旧道を走るのはほぼ男子生徒に限られ、女子生徒がメイン道路を外れることは殆どありません。これは安全を懸念することもあろうが、それだけで全てを説明するには十分でない(と思っている)。

発言に注意(或いは配慮)が必要だが、補足として「総じて男子がチャレンジャー精神旺盛(無鉄砲ともいえよう)なのに対し、女子生徒の方が堅実且つ合理的な判断をした結果の顕れ」という意見である。既に誰かが何処かで論考しているかもしれないけれど、感覚的には一票を入れたいところである。

TVでよく観るフェミニストの闘士T女史あたりから、「バカなことを云ってんじゃないよ。そんなことがあるとすれば、永年に亘って女性がそういう教育を受けさせられてきたから。そんなことも理解できていないの(ぷんぷん)」とお叱りの言葉を投げられるかしら。

A新聞の「フロントランナー」という連載がある。未来社会を拓くと目される人々を紹介するシリーズものである。ここでは多くの女性が採り挙げられているが、実に輝いている(当然男性も)。(農学や生物系)大学の先生達からは「近頃は女子学生の方が馬力もやる気もあって優秀」という話をしばしば聴く。むしろ頑張れ男子学生、である。私は「男女の生物特性の違いは厳然としてある」との立場である。その立脚点に立ってなお、「お互いが持てる能力を存分に発揮すれば日本も捨てたものではない」と想っている。