=釣りシーズンに向けてご注意を=

 

 みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

鳥の巣半島の水田に早苗が揃いました。例年より早い終了です。近隣町村でも10日~2週間ほど前倒しの傾向にあり、どうやら温暖化の影響が疑われます。天水頼みの鳥の巣半島には程よい量の雨、そしてここ2,3年増えたイノシシの被害が及ばないことを願う次第です。

五月は日本海が最も穏やかで安定する時期といわれています。釣り場周りでも磯遊びに繰り出す人影が増えています。

  直近の海水温は20℃前後で推移し、透明度はやや低め、海の色は圧倒的に緑が優占しています。この時期の大潮時、潮が満ちてくると共に海水が赤く変色する現象が見られますが、今年もつい先日観察されました。これは海藻から溶け出た色素によるものと考えています。

4月のチヌ類は1.0匹(1人当たり)となりました。平年よりはやや良と云えます。良型もしばしば姿を見せており、満足度の高かった方が多かったものと推察します。もちろんうつむき気味に帰宅の途に就く方もいます。ところで最近揚がったマダイの一尾(400㎝超)は近所の養殖場から逃亡した個体らしき特徴を有していました。

アジ類は大きな成果はなく数尾程度の成果です。ベテランTさんのとってもSDGsを意識した適度のミッションというレベルです。サイドメニューとしてチャリコやサンバソウが揚がっています。

アイゴは一日頑張って1,2尾程度、苦戦が続いています。サイドメニューはグレです。昨年もシーズン初めは似たような状況だった記憶があります。

イノシシ被害がこんなところにも(鳥の巣半島の水田)

知床の遊覧船事故がマスコミを賑わせています。沈没した船は「北海道の海を走るにしては華奢だなあ」と想っていたら、もともとは波の穏やかな瀬戸内海仕様だったということで納得しました。と同時に「何と大胆な」という驚きも。喫水も浅いはずだから外海へ出るのは相当ハードルが高いはずです。事故原因はまだ明らかになっておりませんが、運行上の問題点がいろいろと噴出しています。船に詳しい北海道の友人は「人災との思いが強い」と漏らしておりました。

これから釣りに適したシーズンとなってきます。筏釣りも危険と隣り合わせの部分が多々あります。”釈迦に説法”の向きもありますが、ご注意いただきたい点を幾つか:

まず、動きやすい服装にかかとのある靴でお願いします。長袖に長ズボンがベストです。筏の上はうねりや船の曳波の影響を受けて間断なく揺れており、ここに夏の陽射しを受けて体温があがると船酔いや熱中症を発症する確率が高くなります。欠伸がでるようになったら陸で休息するようにして下さい。さらに強い日差しの下で長時間の釣りは日焼けに止まらず目の炎症を招き易くなります。海面からの反射も強いのです。

サンダルは潮のひいた桟橋の上り下りが困難で足を取られやすいため、釣り場では不可です。歩道部の板から飛びでている釘を引っかけたり、或いは板のズレや段差で足を取られる危険が増します。また底の平たい運動靴は濡れた板面ではグリップが利かず滑りやすい傾向があります。移動等の際は雪道を歩く感覚で細心の注意を払って下さい。元気な子供さんが走るのはよくある光景ですが、厳に慎んでください。

これからの季節、雷の発生も生命にかかわる危険因子です。最近のカーボンロッドは電気を通しやすいため、落雷の危険を感じたら直ちに非難することが大事です。

さらにさらに、釣り台に残された餌がアシナガバチを呼び込みます。この蜂に刺される事案が毎年何件発生します。納竿時、釣り台の餌の洗い流しにご協力ください。

細かい項目はいちいち覚えきれなくても生物の生存本能を働かせ、危険を察知し避ける行動を採るのが何より大事です。ご協力より敷くお願いします。

ところで我が家の田んぼの早苗が弱弱しいのです。見回りの際、「頑張れよ!」と声を掛けたら上空から「かあっ~」と聴こえました。「えっ!」と想って見上げたらカラスです。そこで再度、「頑張れよ!」といったら間髪を入れず「かあっ~」との反応。「どういうことっ・・・?」。