=学びがある・・・?=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

釣り場へ向かう早暁時は一枚羽織るものが欲しいくらいです。空が高くなり秋を実感させます。それでも日中の陽射しにはまだ侮れない夏の名残があります。

水温は台風14号が通過した直後に急下降して25℃を下回り、その直後に大きく反転する乱高下の様相を呈し、直近は27~28℃を前後しています。湾奥水は紀州グリーン、透明度は朝方に高く夕方に幾分下がるパターンになっています。

9月のチヌ類は1.0匹(1人当たり)となりました。この母数にはアジやバリコ狙いの方の人数も含まれているため、チヌハンターに限れば2~3倍はいってるはずです。魚体は20~30㎝の小型が主体ですが、40㎝前後の良型がしばしば混じっています。

アジ類はここにきて好転の兆しが認められ、豆アジ混じりで10~20尾前後が期待できる状況です。但し、好調な時間帯が限られるためタイミングを逸しないことが重要です。

アイゴは引き続き小型サイズ主体にまあまあの釣果です。アイゴハンター達が軒並みに討ち死にしたある日の午後、道具の調子を確認がてら釣り場に現れたマルチ・エントリーパスのN氏、あっという間に10数尾釣り上げ力量を実証しました。

 台風一過、退避港から漁場へ急ぐ漁船

ネット上の記事やニュースの末尾に記事への感想を送信するボタンがあります。昔と様変わりして左端は”学びがある“になっていますが、かつては “いいね!”でした。

この“いい”は漢字で書けば”良い(+ 好い、佳い、善い)“だろうか。テレビ画面の向こう側の会話を聴いていると近頃は”いい“が圧倒的に多く、標準日本語の地位を得た印象を受けます。谷村新司の作なる山口百恵のヒット曲の題名も「いい日旅立ち」でした。私が子供の頃は”よい“が優占的だった記憶がありますが。

さらにネット情報を探ると“いい”は関東を中心に広まった言い回しのようですね。坂東方言だったのだ! 東京一極集中によって拡散スピードが上がったに違いない。

話は飛んで、お隣韓国には“李”という苗字が多いのはよく知られるところです。これはは“イ”と読まれている(例えば元大統領の李 明博 = イ ミョンバク)。しかし北朝鮮では“リ”と読むようです(独特の節回しで有名なアナウンサー 李 春姫 = リ チュンヒなど)。「朝鮮半島では漢字を廃止してハングルに統一したのでは?」という質問が出るかもしれない。日本の新聞等では漢字表記をしているように旧い時代は漢字主体だったはず。

漢字の本家中国(中原)では“リ”であることから(但し発音が違っていて前者は“Ri”、対して後者は“Li ”とか)、 北朝鮮式の“り”が本家で“イ”が方言の類かと想っていたら、どうも複雑な背景があるようです。つまり、朝鮮半島の言葉では韓国語の発音が本家筋で、北の“リ”は人為的に変えられた発音とか(一体何のために?)。従って“李”の読みの伝播・変遷は中国>韓国>北朝鮮となると推察されます(中国方言の中には違う読みがあるかもしれない)。

微かな記憶とネット情報からの記述ゆえ、怪しい(?)あるいはさらに識りたい!」と想われた方は是非ともご自分でお調べください。

ところで我が紀州の言葉はバリバリの辺境語に違いなさそうです。私の認識では本来男・女間の言葉に違いがありません。「(ジェンダーフリーは)時代の最先端!」という苦しい主張があるかもしれないけれど、誰も“学びがある”をクリックしないはず。でも素朴な旧い言い回しが多く残っているのではないでしようか!? それとて子供の頃耳にした年寄りの言葉と今時の若者のそれの間には雲泥の差があります。耳に残っているところで、例えば魚のことは“イオ/ウオ”、“マグロ”は“シビ”と云っておりました。”イオ・ウオ”は今や“うお河岸”や“うお市場”に片鱗が残るぐらいで日常会話から消えてしまった言葉です。

さて目下、世界中の関心が集まっているウクライナ。その国名の中にある“クライ”には スラブの言葉で“辺境”の意味があるとか。最近、週刊誌(S潮)から仕込んだ新ネタでした。