鳥の巣釣り場通信(2023-10)

=シニア―世代の憂い=

 

皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

釣り場への出勤途上、早暁の静寂を破って畑へ急ぐ軽四部隊とのすれ違いが続いています。田辺地方は梅の収穫作業の最盛期です。ほぼ週末ごとに巡ってきた雨の影響か、今年の出来はわりと良いようです。ビワの収穫はほぼ終了の模様(これも大ぶり)。岸近くの浅場にはツメバイ採りの小舟が浮かんでいます。

海水温はコンスタントに20℃を上回り、直近は22~23℃を中心に前後しています。海の色は紀南の夏らしいグリーン系を維持しています。台風による”うねり”の影響かモク類の大量打ち上げが見られ、流れ藻となって海上を漂っています

5月のチヌ類は0.6匹(1人当たり)でした。釣果は先の大型連休から低水準の局面に入り、釣果の下振れと軌を一にサイズも20~30㎝の中・小型に遷ってきました。但し40㎝超えもいるのは間違いありません。そしてこの時期のサイドメニューはグレやオオモンハタの幼魚にアジ類といったところです。ここ数年のデータは、チヌ釣りにとって5月は中だるみになりがちな傾向を示唆しています。

アジ類は全体として低水準が続いています。但し予想外の数字に恵まれることもありますが、それが釣りということなのでしよう。いずれにしても忍耐強くチャレンジを繰り返して戴くしかなさそうです。但し、小アジはどの釣り台でもわりと好調を維持しています。モニタリング役を担っているN氏が小イワシをそこそこの数釣り上げたとの情報が入っています。スズキ類はやや下振れの傾向が認められます。

アイゴは引き続き好調をキープしています。従ってチヌやアジハンターが忍耐を強いられる中、アイゴハンターはストレスの少ない状況と推察されます。

今般の台風の影響を受け田辺~白浜地区でも大雨が降っています。これに伴う濁りは2~3日続くものとみられます。

 

安政・昭和南海大地震に伴う津波の潮位高モニュメント(内ノ浦干潟公園)

 

 大相撲夏場所が照ノ富士の優勝で幕を閉じました。コロナ以降、会場が静かになったためぶつかりの激しさが伝わってきます。ただ、あれだけ激しい肉弾戦を繰り広げて身体が持つのか?」と心配になる相撲は神事、昔からの定まりごとがあると撥ねつけられそうだが、土俵の高さも低くすれば幾分か怪我が減るのではないかしら。力士が大型化し興行回数も昔より増えているから身体を癒す期間が短くなっているはず。何と言っても力士が在っての相撲、時代に応じた改変あっても良いのではないか、と素人は想う次第です。

 これは以前にも述べたことですが、一愛好家として四股名が読めない・読みにくい印象があります。画面の隅に申し訳程度に小さな読みが入っている場合があるが、読み仮名の挿入を増やしても良いのではなかろうか。

 その四股名には好みがありそうなので令和5年5月下旬の取り組み表を元に十両以上の力士64名について傾向を調べてみました。まことに大ざっぱですが、“山”(含む”富士“)の字が入った力士が13名と多く、次いで”海“が9名、”馬“など活動的で強そう動物名含む”狼、猿、鷹、鷲“)が6,外に”鵬、龍、竜、麒麟“など想像上の動物名10を合わせると16名で主流派を形成していた。ところが動物といっても”鮫“や”鯨”、“鯱(シャチ)“は見つからない(強いのに)。どういう験を担いでいるのでしよう。

 本邦固有の文字である”ひらがなカタカナ“尽くしの力士もいない。また、近頃男子の名として人気が高いらしい”翔“も意外に少なく、さらに予想外だったのは”川“や”湖“を名称る現役力士が見当たらず(見落とし?)、年寄り名などに幾つか見いだされる程度でした。

 四股名は時代の空気を反映しているだろうから、歴史的変遷を調べると面白そうである(既に誰かがどこかで公表していそうであるが)。生成AIに訊けと言われるかも知れないけど、あれこれと想いを巡らしていると次々に興味が深まっていく。こうした愉しみを機械に委ねて良いものか知らん。

   少し前になるが、甲子園の春季大会を観戦した年配の方の投書が目に付いた。曰く、「高校生達の熱戦を愉しんだが、今時の選手の名前が読めない。理解出来たらもっと親しめたのに、ぷんぷん!)」といった内容(一部加筆)であった。高校野球は大相撲と違って“一期一会”に近いから残念な気持ちが募るのでしよう。想像力逞しい名前の読みに苦労しているシニア―が多いことはこの投書からもわかります。

 高齢者が抱えるこの辺りの小さなストレスを各主催者や放送局はどう受け止めておられるのか・・・? 「お主のコラムのサブタイトル(+本文)が読みにくい!」とのご指摘(=矢)が飛んでるかもしれない。辞書を引いて調べると電子辞書からは得られない付随的な発見があるはずです、きっと。

  さて最近、国内のみならず太平洋の各地で大きな地震が頻発しています。「今のところ深刻な津波を引き起こすまでに至っていないのは幸い」とは言いつつも、懸念すべき現象であることは間違いありません。近年の地震発生頻度からみて日本各地はいつ巨大地震が起きてもおかしくない周期に入っていると見做されています。

 釣り場のある田辺湾奥は何度も大きな津波被害に遭遇した地域です。運悪く釣り場で津波警報に遭遇したなら直ちに裏山に避難してください。

鳥の巣釣り場通信(2023-09)

=巨大怪魚の目撃情報が増えている=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。...

鳥の巣釣り場通信(2023-08) =海は時に難しい== 皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 潮の干満差が大きくなるこの季節、大潮で天気に恵まれると磯遊びに嵩じる人影があちこちの泥岩山脈上に見られます。磯への立ち入りに厳しい制限を設けている漁協もあるようですが、これまでのところ我が方は「節度をもって愉しむのは差し支えない」との鷹揚な態度です。...

鳥の巣釣り場通信(2023-07)

=さまざまな旅立ち==   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 潮の干満差が大きくなるこの季節、天気に恵まれた大潮時は磯遊びに嵩じる人影があちこちの泥岩山脈で見られます。磯への立ち入りに厳しい制限を設けている漁協もあるようだが、これまでのところ我が方は「節度をもって愉しむのは差し支えない」と鷹揚な立場である。...

鳥の巣釣り場通信(2023-06)

=氏より育ち?==   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 郷は白~薄桃色の桜が彩を添えるなか下草はいよいよ勢いを増し、季節は春終盤へと歩を速めています。鳥の巣半島は田んぼの荒起こしが済み、間もない田植え本番を待つ段階。 水温は20℃に迫る勢いかと思いきや降雨後には一転15℃を切ると言った具合で、天候の影響を受けて乱高下しました。直近は18℃前後で推移しています。海の色はすっかりグリーン系に替わり、透明度は中位。ごく小規模な赤潮が観察される日がありました。...

鳥の巣釣り場通信(2023-05)

=よみがえれ 日本の職人魂=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 桃の蕾が膨らんできています。自宅まわりのナンテンや西洋ヒイラギの赤い実は野鳥によってほぼ食べつくされました。人の目が遠い木々から近場へと徐々に遷り、最後は綺麗になくなります。小鳥には冬場の大事な餌であり、木々にとっては生息場所を拡げる機会となっているはず。実際我が家の周りのナンテンはそうやって増えてきたものです。...

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