===Every journey begins with a single step===
平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。
春先の田舎道は散り行く木々の花びらによって彩に富んでいます。梅に始まり、つい先頃までは寒桜。真っ赤な大振りの花々をタイヤで踏みつけるのが憚られました。また杏や桃もお馴染みで、締めは桜でしようか? 路上の花びらをゴミと見做すかどうかは際どい部分かもしれませんが、「目で観る春の移ろい」と考えれば心豊かになります。
気温の振幅の大きさに呼応して釣り場の水温は上昇・下降を繰り返し、三月中旬の季節を先取りした暑さで20℃目前まで到達した後、冬並みの寒さ到来で17℃まで降下しました。現在は17~18℃台をベースに再び上昇の機会を窺っている段階です。
海は懸濁物が増えてきたせいか透明度は中程度となり、湾奥は緑、外海に向けて蒼が強まる状況です。
チヌ類は3月を通じ0.5尾(一人当たり)となました。獲物の殆どが40㎝超えの良型となっており、特に月の後半は好調と云えました。バラシが多いとの情報も一部で流れていますので悠々と焦らずにチャレンジしてください。
アジ類は”赤““青”共に“ポツポツ~そこそこ“という状況です。お役立ちになるか不明ながら深い層で尺クラスが釣れるという情報を耳にしました。

アジハンターTさん無欲の勝利?(チヌ:50㎝クラス)
新年度に突入しました。若い頃、「4月(正月とも)になったら毎日あの勉強を始めよう」とか「日記をつけよう」などと決心しても、月が替わったころには腰砕けとなって自分を裏切るパターンを繰り返していました。
大人なら「禁煙しよう」とか「禁酒しよう」という類ですね。子供の時から天性の意志薄弱症候群だったのです。さらに悪いことに、「固い誓いをさえ打ち破る超絶的な力が働いた・・」という反社会的言明(?)を識ってすっかり居直りの術が身についてしまいました。
この年度替わりに呼応して「この春で職を辞し新たな人生を始める」といった連絡が旧知の数人から届きました。世間の付き合いが広ければ「子供や孫が他府県の学校へ行く」とか「就職に伴って家を出る」といった話も入ってくるのでしよう。
この時期は至る所に転がっている話ではあるけれど年齢の近いお馴染みさんと、「子供(あるいはお孫)さんが旅立つのは寂しいけれど、彼・彼女らが親の有難味がわかるようになる良い機会ではないですか!?」といった話題で気持ちを通い合わせた次第です。
当然ながら人生の新しいフェーズに入る時期は誰でも神経質になるものです。個人的なことですが学生及び社会人時代を通じて8回ほど引っ越しを経験しました。生活場所が替って新しい土地に移ったら馴染むのに2,3カ月ほどは掛かった覚えがあります。新たな土地で生活のペースが築けたなら、今度は一転そこを離れて別の土地に異動するのが億劫に感じる出不精タイプです。
年齢と共に新しい土地への馴致時間は短くなってきたものの、様々な手続きや準備作業の面倒から解放されることはありません。引退に伴ってこうした苦労が無くなったのは、ある種心の解放でもありました。
ところで今時は“退職手続き代行業者”が大忙しなのだそうですね。折角入った会社に数日で(中には入社式当日に)見切りをつけて辞めるなんて、随分決断が速いと驚愕です。さらに辞職手続きを他人に任せて成り行きを眺めているだけ、なんてことは昭和世代の年寄りの思考範囲を超えております。
でも微かな片鱗は近頃のIT世代の若者達との遣り取りで感じることがあります。例えば、「ゲームばかりしていないで外で遊んだら」といったなら「(暑い・寒いから)無理」の速断・即決の反応。冷え冷えと高い壁が構築されて会話が繋がらない。こういう状況で「共感が、或いは絆が大事」と云われても・・・。(世代間の闘いを煽るつもりはありませんよ、念のため)
分別臭くはあるけれど、「日々の積み重ねが大事」、「千里の途も一歩から」という類のアドバイスは年配の方なら共感戴けるのではないかと想います。西洋でも似た感覚を共有していることは副題の一文からも明らかです。また以下のような類例も挙げられます。
・A long journey of a thousand of miles begins with the first step.
・Roma was not built in a day(= ローマは一日にしてならず).
将来のことは誰にも予見できないけれども、小父さんは「貴方の未来は自分が刻んだ道の先にしかないのだよ」という立場であります。