===厳しい決断===
平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。
鳥の巣半島では稲の収穫作業が始まりました。例年、串本の坂本さん家の収穫作業が県下における先駆けとしてマスコミで取り上げられているのですが、今年はここ鳥の巣半島のN家が鼻の差でかわしたものと推察されます。
暑い夏と軌を一に釣り場の7月水温は記録的高水温であった昨年同時期よりさらに2~3℃高い状態で推移し、ここしばらくは32℃に迫る高水温が続いています。これ程の高い水温は熱帯の海で経験したことがありますが、まさに紀南の海が熱帯化している状態と云えます。
お天気ニュースは日本周辺の海水温も極めて高い状況を伝えています。地球温暖化対策の目標が工業化される前と比較して平均気温を1.5℃以下の昇温に抑えるということですから、海がこういう状態ではもう地球はどういうことになっているのか・・・。
透明度は7月の初めに高くなった時期があり、地元のベテラン漁師は「黒潮が近づいたのかな?」と話していました。それも極一時のことで、7月半ば頃まで低~中位を維持したものの下旬以降は赤潮発生に伴い透明度は著しく低下し、月が替わって現在までその状態が続いています。
お盆を控えた現在、長引く赤潮のため地付きの魚も死んでいるようで、水中の生命反応は極めて低下しております。従って以下は釣果記録としての用しかなさないかもしれないけれど、参考まで。
7月のチヌ類はほぼ1尾(一人当たり)でした。サイズは30㎝前後のものが主体となり季節と共に獲物の小型化が進行している印象です。イソメ類を使ったグレ狙いもぼちぼちでした。
アジ類は豆アジ主体である程度数は揃えられました。対岸の波止場で30㎝前後のサバ風の魚が釣れており、訊くところスマカツオの未成魚個体とのこと。あるベテラン氏に拠れば当釣り場でも魚影が確認されたようです。
アイゴは良型が両手、好調日は両手両足前後というところでした。

快晴が約束された夏の朝(今日も間違いなく厳しい!)
時期を逸した観はありますが、大相撲夏場所が琴勝峰の優勝で幕を閉じました。相撲爺達はこの後2月ほど日暮れ時の時間をも持て余すことになります。件の相撲界はここ数年上位陣が早々と崩れ去り、平幕が奮闘して優勝をかっさらうという下剋上的傾向が頻出しています。視聴者の一人として新鋭が活躍するのは相撲界の底上げと捉え好意的に観ているのですが、玄人筋は上位陣の安定感不足に懸念を抱いているかもしれません。
こじ付けですが、先の参議院選挙では新旧党派が入り乱れ表面的に似た構図が繰り広げられました。この結果、政権与党の自民党が大敗し首相(=自民党総裁)が辞職するかどうかで侃々諤々と揉めています。外野で観ている限りこれも興味深いドラマです。
有体にいって権力者がその力を手放したがらないのは洋の東西を問わず、また政官学の各会を通じて起こり得る事象です。
一般に組織内での地位が上がるに従って当該構成員のストレスが減少するという研究結果がある、という記事を目にした記憶があります。
エライさんは給料が高く、自分の判断で物事を進める事ができます。また何かと余禄もあるでしよう。厳しい判断の局面では孤独で悩みも多いでしよう。また判断を誤れば影響は甚大です。
が、判断の誤りはその影響が大きければ大きいほど責任の所在があやふやになってしまいます。この点で「小さな嘘はばれやすいが大きな嘘はばれ難い!」という格言に通じるものがあります。
権力に固執する原因として、(お金は溜め込んでいますから)経済的な問題より自分の存在価値を失うことのほうが大きいと推察されます。地位からの陥落が生命の危険につながるエライさんもいるはずです(誰々とは申しませんが)。
かくの如く甘い蜜を吸ってしまうとアルコールで酩酊した脳味噌のように判断力が低下するのですね。花蜜を主食にする昆虫やハチドリには不本意な見方でしようけど・・・。
話題を相撲にもどすと、判断という点では行司もなかなか大変な立場だと同情します。何しろ彼らが仕切る土俵上の闘いに勝ちか負けの判断しか許されていないのですから。
だけど、中には“同体引き分け”という場合だってあるだろうに泣くどちらかの力士に泣く勝ち名乗りを揚げねばならない。結果、物言いが付いた場合に審判団へ意見を申し述べる機会もない(とみられる)。行司差し違えが増えると当然出世に影響するのでしようね(これも推察ですけどあり得る話)。
赤潮の話題は何れまた。