鳥の巣釣り場通信(2024‐04)

==もう一つの季節のドラマ(庶民編)==

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。

ここ1,2週間で下草が一気に伸びていました。長雨に見舞われた夜半、季節を誤ったのかとも想えるカエルの合唱が聴こえました。他方、年明けから盛んになるはずの猫の恋歌を耳にしません。繁殖行動が去勢手術などのせいで抑えられているのでしようか? 自然界の常ならぬ異変を目の当たりにし、田植え用の苗作りを早める必要があるのかどうか思案しています。

今の時期、天気の良い日の海上には”ヒロメ“漁の小舟が浮かびます。先般、今年の初物を戴きました。柔らかく甘みのある味は絶品と云えます。つい先日、NHKの地域番組で季節の風物詩として田辺湾のヒロメにまつわるトピックが採り挙げられました。「新庄漁協の関係者がメインを張っていたのではないかい?」。「そうです、気づかれた方もおられたはず」。

釣り場の水温は15℃を超え、日変動が大きくなってきており、直近はほぼ16℃をベースに変動しています。海の色は緑が勝ってきた印象を受け、透明度はこの時期らしい”やや良から時に下がり気味”といった状況です。

2月はのチヌ類は荒れ気味の天気のせいもあって1.2匹(1人当たり)となりました。体長25~30㎝の小・中型が主体ですが、好調なら2桁の尾数に達する日もあるほか、40㎝前後の良型も上がり始めております。ここ2,3年同様シーズンが始まりそうな兆しが窺えます。

アジ類は青アジ主体に“赤”混じりという構成は変わらずですが、最近は赤の数も増えてきている模様です。棚の探りようで釣果が大きく変わるという話です。

 

 収穫したヒロメの掃除作業

 

つい先日税金の確定申告に行ったところ、母親の年金支給額が控除となる上限を4,000円ばかり超えている、という理由で控除扱いから外された。のみならず数日分の日当相当額が追徴になってしまいました(ガ~ン!)。

「今日申告に来ないでやり過ごした方が良かったのですかねえ~?」とボヤいたら、

「いえっ!(と力強く)、細かくウオッチされているから何れズバッと・・。扶養控除額は結構大きいのですけど、これは決まり事なので如何とも・・」、と担当者は気の毒がりつつ(多分)もサクサクと払込票を用意してくれました。

この顛末を聴かされた我が家の年寄りは“プチ荒れ”となったのですが、その背景には国会の先生方を巡る例の一件があったのは間違いありません。

ここは一つ気持ちを切り換え、「長寿で年金を戴けることを喜ぶと共に、健康で働けて国民の義務を果たせるなら感謝意外の何物でもない!」と正しそうな倫理観を絞り出しつつ早々に金融機関に赴いた次第です。

庶民の葛藤の向こう側で高い見識と倫理観で国民を領導すべき先生方が密かに数百万~数千万円も貯め込み、ばれても気配を消し、ひたすらほとぼりが冷めるのを待っている様子を天下に晒してしまいました。ぐずぐずして煮え切らないのは余程表に出したくないことがあるから・・・というのは素直な感想です。

もちろん世の中には何でもオープンにすることが正しいわけでなく、開示しない方が好い場合があるのは確かです。でも隠されると知りたくなるのが人情。中島みゆきに擬えるなら、「“ウ”よ“アオサギ”よ! 教えて欲しい、水面下のドラマを観ていたなら・・」。

AIバードリンガルの開発が待たれますね。

鳥の巣釣り場通信(2023-22)

=寒気が招いた養魚カタストロフィー=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 夜明けが遅くなっています。まだ暗い事務所に到着して空を見上げたら一筋の線。「ずいぶんきれいな飛行機雲だな、おっ2筋あるぞ!」と眺めていたら、「なんと、電線ではないか」。目の調節機能が低下したトホホな状況です。 釣り場(=養殖場)で行われているマガキ引き揚げ作業は北側(向かって左側)を終え、南側半ばに移っています。今年は荒天が多く作業の中断が多くなっており、すべての作業が終了するまでまだ10日間程は掛る見通しです。...

鳥の巣釣り場通信(2023-21)

=惜しむとも・・人も海も替わりゆく=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 つい最近まで湾内で小型船舶の操船実習が行われていました。その昔に受けた同様の講習を懐かしんでいます。「落水者発見。風下から救助に向かいます。」という具合に。私の場合、実地講習は海ではなく湖(洞爺湖)でした。陸水面は船の維持管理やスケジュールが天候に左右されにくい、といったメリットがあったものと推察します。...

鳥の巣釣り場通信(2023-20)

=歌は世につれ・・・ 彼が残してくれたもの=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 日に干した布団がご馳走になる季節です。事務所から望む里山のあちこちが薄黄色に替わってきました。海に目を転じれば、シラスの船曳船団が田辺湾奥深く入り込む光景がしばしば観られます。 釣り場の水温は緩やかな下降傾向を示しており、直近は22~23℃台で推移しています。透明度は青みが入りいくらか~かなり高めに転じたように見受けられます。...

鳥の巣釣り場通信(2023-19)

=秋の扉がバーンと開いた・・・=     皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 釣り場事務所へ向かう早暁の冷え込みは晩秋並み。秋の扉が開いた途端、真っ盛りの秋に運ばれてしまった感があります。まるでモンゴルの季節の遷り変りをみるよう。M聖子の如く「・・・裸のままで飛び出す」なんて、とてもとても。あちこちで「衣替えの準備ができていない」という戸惑いの声が漏れていました。...

鳥の巣釣り場通信(2023-18)

=もう一つの秋のドラマ=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 彼岸花が盛期~やや盛りを過ぎた模様。釣り場の近所の田んぼの土手には赤と白株が半々ぐらいあります。既に述べたことですが、この植物は球根に毒成分を有することから動物の被害防止を目的に人為的に移植されたものだそうです。トンビが空高く舞い、田辺湾ではタチウオ漁も始まりました。陽射しは鋭くとも秋が到来しつつあるのを感じます。...

鳥の巣釣り場通信(2023-17)

=厳しく長~い夏、それでもお別れの兆し=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 昼間の陽射しは真夏並みに強いといっても朝夕はぐっと過ごしやすくなり、挨拶が「暑いですねえ」から「やっと涼しくなってきたねえ」に替わってきました。太陽の高度が下がってきたことは事務所に差し込む陽射しから観てとれます。...

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