=牛の憂うつ 人間の憂うつ=

 

皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

台風7号は串本付近に上陸した後、和歌山県を縦断しました。いわゆる直撃というやつです。ところが近隣の地域ではテレビや新聞で採り上げられているような深刻な被害を受けることがなかったようです。2018年や2019年の台風で損壊した釣り場の養殖筏も今般はほぼ原形を保っています。実に幸いなことでした。

鳥の巣半島の水田は台風前に殆ど刈り取りを済ませ、地面が露出した田んぼから稲わら特有の匂いが立ち込めています。納豆菌が活動しているかも。

海水温は梅雨明け後に30℃超えが数日続き、その後に大きく下降、8月に入って再び大台に乗り、以後は30℃前後の高水温で推移しています。海の色は引き続き少し青みがかった紀州グリーン、透明度は高め傾向を維持しています。

8月前半のチヌ類は3.0匹(1人当たり)となりました。チヌは中小型の25~35cmサイズが主体のなか、稀には40㎝超の良型も混じってくるなど、そこそこ愉しめる局面に入っていると云えます。サイドメニューとしてオオモンハタの幼魚やチャリコ、ガシラといったところがラインナップに並び、特にオオモンハタは成長が著しく、食卓の一品としてお薦めです。

アジ類は小アジ類が主体になっており、比較的短時間勝負で20~30尾程度は確保できるようです。稀にツバスが加わってきます。もう少し魚体が大きければ文句なしですが、徐々に成長するはず。

アイゴは中位水準を堅持している模様です。但し、Hさん曰く「撒き餌に喰いついても釣り針の餌に反応しない」とか。よくある現象ですから是非とも工夫で乗り越えて下さい。

養魚生け簀も台風(7号)を乗り切りました

 

 この季節、田んぼで作業をしているとアブが「ターゲット発見」とばかりに寄ってくる。身体の周りをブンブンと飛び回って実にうるさい。刺す(厳密には噛みついているそうです)タイミングを目敏く計っており、油断しているとチクッとやられる。痛みはハチほど強力ではないが、刺されればアリ並みに痛いし、何よりうっとおしい。

  最近のネット記事によれば牛もアブに悩まされているらしく、ある種の親近感を覚えました。しきりに尻尾を振って追い払っているが、アブは実にしつこい。ストレスで牛の食欲が落ちるとか牛乳の出が悪くなることもあるそうで、酪農家にとってアブ対策は重要課題の一つとされている模様

 そうした中、シマウマがアブに襲われ難いという観察結果に興味を覚えた人が、もしや・・・」と牛をシマウマ模様に染めて試したところ、何とアブの攻撃が激減したらしい。これはいけるじゃないか」と関心を持つが続き、縞模様に仕上げる技術も格段に進歩中とか。実にイグノーベル賞的な仕事であり、最初にテストした人は素晴らしい。

 でもアブには効果があるといっても反動としての悪影響はないのだろうか幾らか心配が募ります。外見があまりにも変わり過ぎたから「ウシが同じ仲間と認めない」とか、性選択に変化が起こるとか・・・(雌が角の立派な雄を伴侶に選ぶとか、雌鳥がさえずりの得意な雄を選ぶとか、そういう類の嗜好・選別が働くということです)。逆に、「アブに強い」ということで、シマウマ模様が好まれた結果、多くの牛が縞模様に替わる場合だって有り得るぞ!

  縞模様を持つ魚は多い。あれだって「横でなければ無視」とか「幅が2㎝太/細くてバランスが悪いからダメ」とか、「長さがギョーッと足りないから不格好・・・」などなど魚の中ではそれぞれ生物学的な意味や思惑があるのでしようね、きっと

  農作業時のアブ除けに縞模様の作業が使えるかもしれない。アブには縦横がどう見えているのかわからないが、イタリアのサッカーチーム“ユベントス”のユニフォームがぴったりきそうだし、ヴィッセル神戸のユニフォームも縞ではないか!? 

 はたまた縞模様を横にしたら効果はどうだろう? 縦縞は外見をスリムに見せる効果があるらしい。対して横縞はポチャリ見せるとか。でも横縞のニフォームはあまり見当たらないですね。すぐに思い浮かぶのはスコットランドのセルティックぐらいか。

 もしかしたらチェック模様だっていけるかもしれない。何方か試してみる価値はありそう