鳥の巣釣り場通信(2025‐10)

===最初の一尾===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 今の時期、落ち梅にビワが田舎道のあちこちで眼につきます。近頃はこれら先行組にヤマモモが加わってきました。ヤマモモの種は靴や車の溝に入り込むので厄介です。 ヤマモモは子供の頃の貴重なおやつでした。近頃の小学生はヤマモモを知らないということは以前記しました。地域を代表する樹種なのに残念。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐09)

===食べものにまつわるあれこれ===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 つい先ごろまで香を放つ植物があちこちで観賞されたのですが、既にシーズンが終了した模様です。夜明けと共に甘い匂いの消え去った田舎道を軽トラが車列をなして畑へと向かっています。多くは梅取り軍団、ごく一部がビワ農家でしようか?...

鳥の巣釣り場通信(2025‐08)

===タコ・イカから目が離せない===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 米つくりが盛んな隣接地域の田んぼに水が入り始め、田植え関連の作業が急ピッチで進んでいます。片や一月前に作業が済んだ鳥の巣地区は苗が育って青田に替わってきました。なかでも肥料が利いた水田は株の張りが立派です。これに比べると痩せづくりの我が家はかなり見劣りしています。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐07)

===遠くの親戚 近くの他人===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 初々しい緑の衣をまとった樹々、山が一回り大きくなった印象を受けます。鳥の巣半島の水田に早苗が植わり、五月の微風に揺れています。里山が水面に映り込む時間帯は日本の原風景としてインスタ映えする光景ではあるものの、苗の成長は意外と早く、そうなると汚れた鏡と一緒で映りが悪くなります。従って水鏡は限られた期間だけのお宝映像といえます。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐07)

===桜にまつわるエトセトラ===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 桜の花が風に舞い雨に打たれて散り去り、骨組みだけだった立木も急激に初々しい緑をまとい始めました。里のあちこちで草刈り機のエンジン音が響き、鳥の巣半島では田植えの関連作業が急ピッチで進行中です。 水温は天気の変化に呼応し、月初めは17~18℃台をベースに晴れると上昇、降雨になると下がるパターンが続いておりましたが、直近は18~19℃へとベースラインが上がっています。今のところ20℃を超えた日は記録されていません。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐06)

===Every journey begins with a single step===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 春先の田舎道は散り行く木々の花びらによって彩に富んでいます。梅に始まり、つい先頃までは寒桜。真っ赤な大振りの花々をタイヤで踏みつけるのが憚られました。また杏や桃もお馴染みで、締めは桜でしようか? 路上の花びらをゴミと見做すかどうかは際どい部分かもしれませんが、「目で観る春の移ろい」と考えれば心豊かになります。...