鳥の巣釣り場通信(2025‐05)

===鳥類言語学のあけぼの===   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 里山にウグイスの鳴き声が響き、一雨ごとに下草が伸びてきます。釣り場の裏山にあるビワ畑では袋掛け作業が最終盤に差し掛かった模様。 潮下帯ではお馴染みの海藻たちが存在感を高めています。ところがつい先頃、組合関係者が海藻の食害を防ぐ目的でウニの駆除を行いました。でもウニは全般に身痩せしているとのこと。一体何を食して命を繋いでいるのでしよう?...

鳥の巣釣り場通信(2025‐04)

====人在りて街あり====   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 冬の底を抜けた感があります。南向き斜面の梅はほぼ満開です。路傍のスイセン、今年は咲き揃わないかと心配していたところ、いささか遅れて今盛期を迎えています。聴くところ例年に比べてクマノザクラも開花が遅れ気味とか。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐03)

==海辺の日差しは春へ==   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 梅の蕾がほころび始めていました。ここ1,2日は快晴で春の暖かさとなりました。釣り場近傍のビワ畑では袋掛けの最中です。 釣り場の水温は15℃を前後しています。海の色は碧みが強く、高い透明度を維持しております。筏の上から海底が視認でき、海草の背丈が伸びたことが一目で確認できます。近所のベテランが今年初のヒロメ採りに出漁しており初出荷を行ったようです。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐02)

==冬の装い==   平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 テレビの映像で観る串本の水仙群落は一面の花に覆われていました。一方この近隣で観る水仙は常より花を付けた株が少なく、叢の開花が揃っていない印象を受けます。知り合いの家の庭で満開の紅梅を見つけました。 真冬にしては暖かい日が続いては数日後に寒さが戻ってくる繰り返しです。風の強い日は外の作業もつらいのですが、風の渡る道筋やそれによって変化する海の表情を目で捉えることができます。...

鳥の巣釣り場通信(2025‐01)

==2025(R7)年の幕開け==   新年あけましておめでとうございます。日頃は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 先の年末年始、紀南地方は天候に恵まれ、割と穏やかに過ぎていきました。昨年の能登の大震災のような大きなニュースも無かったのは幸いでした。...

鳥の巣釣り場通信(2024‐22)

==2024年の年の瀬==   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。 季節はすっかり冬です。強めの北風が筏の上を吹き抜けていきます。いつの間にかナンテンの実が赤く色づき、里の冬を彩ると共に野鳥の貴重な餌になっています。冬枯れの路傍は寂しいけれども下草刈りに追われないという開放感があります。 釣り場の水温はコンスタントに20℃を下回り、直近は17℃をベースに上下しています。夏以降は、昨年、一昨年に比べて1~2℃高めの傾向がずっと続いています。...