鳥の巣釣り場通信(2020-19)

=タチウオ来遊=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

コスモスが見頃を迎え、数日前から金木犀の香りが漂っています。直近の台風14号は潮岬沖遠く進んだため、この辺りは比較的軽微な影響で済みました。気象庁が2日前まで近畿~関東南岸を掠めるコース予想をした中、鳥の巣半島の漁業関係者が「大した影響はないだろう」と小船を避港すらしなかったのは“さすがの読み”でした。ここに至れば、今夏の上陸台風ゼロの可能性も現実味を帯びてきます。

水温は引き続き下降局面に入っており、秋が一歩進んだここしばらくは25℃を幾分下回るレベルで推移しています。10月前半のチヌ類は20~30㎝台が主体で2.0尾(一人当たり)となりました。この時期はさすがに40㎝超級が殆ど姿を見せなくなっています。といっても、当釣り場では季節の移り変わりに伴う順当な推移です。

アジ類は中型サイズが10~30匹前後でやや上向きの兆候がみられます。他にはコノシロ、サバ幼魚、カサゴのサイドメニューに加えて、チャリコ、グレなどを拾うことができるようです。また、40~60㎝台のコロダイもポツポツと貌を見せています。アイゴは幼魚(通称バリコ)主体ながら数十匹程度の釣果が得られております。

穏やかな秋の早暁、釣り場の沖を行き交う小さな灯りはタチウオ狙いの小舟です。紀伊水道域はタチウオの好漁場として知られるが、田辺湾内に入ってくるのは“指2本半から3本(体高=大きさの目安を表す)”程度の個体が主体で、それもこの時期限定の現象です。岸近くでも群れるタチウオが目撃されています。餌の小魚を追っての結果とか。今年はタチウオが好漁なのか出漁する漁船の数・頻度共に多い印象を受けます。釣り場の一番台で何本か揚がっていますが、通常の仕掛けではなかなか取り込めないという話です。

早暁の湾内を行き交うタチウオ漁の小舟

スーパーの売り場にいけばタチウオは年中見かける魚種である。とはいえ、この季節が到来すると胃と頭が騒ぐのは幼いころからの刷り込みに違いない。子供の頃は田んぼでドジョウを獲り、これを餌にタチウオを釣った。近隣の田んぼからドジョウが姿を消して久しい近年は、もっぱら疑似餌を使う漁法に取って替わった。ドジョウが消えたのは農薬の影響であろう。油断してタチウオの鋭い歯で怪我をするのが頻繁であったが、むしろ朝早くて眠いのがつらかった記憶として強く刻まれている。

タチウオは日本のみならず近隣諸国でも人気が高い。お奨め料理を検索すれば次々と出てくることでも分かる。しかし、食材としてのタチウオの評価は西日本が東日本に比べて一歩勝っているように想う。漁獲の主体も西日本であろう。

淡白で飽きが来ない身質のタチウオは先に述べた通り食材として重宝されるだけでなく、身の脂成分は生活習慣病予防に効果アリといわれ、また、表面を彩る銀の成分グアニンは化粧品や人造真珠の材料として活用される(これらは以前にも紹介した:話題の種切れです)。

話は変わって、今冬の三重県のマガキ生産量の予想は平年の5~7割というニュースが入ってきた。昨年も悪かったので二年続きの不作となる。このニュースが格別気になるのは、新庄ガキも昨年は一昨年の半分以下と極端に落ち込んだからである。独自に事前調査を行った管理人仲間の話では、今年も垂下ロープが軽いということであった。二年続きで漁獲量低下がシンクロするなら、それは紀伊半島に共有するマガキの減耗要因”X”が存在するのかも知れない。

鳥の巣釣り場通信(2020-18)

=秋 稔りの季節=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 いつの間にか季節が進み、早暁の釣り場は肌寒さを覚えるほどになっています。水温は下降局面に入っており、朝夕の冷え込みが強まったことと相俟って直近は25℃付近で変動しており、これはほぼ昨年並みの水準です。湾内は秋雨前線に伴う淡水流入で周期的に濁りが観測されます。但し、継続する透明度の低さは、まだ十分強い日差しの下、湾内に補給された栄養分を利用して植物プランクトンが増える...

鳥の巣釣り場通信(2020-17)

=ウイルスはお仲間?=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 九州西岸を駆け上がったスーパー台風10号は紀南地方をも強風圏に巻き込み、強めの風が数時間続きました。白浜でも風にあおられて転倒被害者が発生したと伝えられています。釣り場の旧い施設に目立った被害がなかったのは幸いでした。 早暁の釣り場は微かに肌寒さを覚えるようになりました。秋雨前線による雨で田辺湾内に濁りが幾分か入っております。釣り場は高水温のピーク期を抜けたようで、直近は27℃前後まで下がってきました。ほぼ昨年並みです。...

鳥の巣釣り場通信(2020-16)+ 臨時休場のお報せ

=季節の変わり目=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 鳥の巣半島の水田は収穫作業が終わりました。この夏は酷暑でしたが、稲作農家にとって一般論として作業条件は悪くなかった、と言えました。9月に入っても残暑というにはあまりにも強烈な陽射しですが、時代の変わり目を総理の辞任ニュースで、さらに季節の変わり目を台風の列島襲来で感じ取っています。...

鳥の巣釣り場通信(2020-15)

=新型コロナ的夏休み=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 旧盆明けの海岸あちこちに精霊船の残骸が散在していたのがその昔の田辺湾の光景であった。中には磯遊びの道具に使いたい欲求に駆られたほど立派な船もあった。今は船を形だけ海に浮かべてゴミ集積場へ運ぶのが慣いである。そのためか船の造りも簡素なものである。故人を懐かしむ儀式と共に夏の夜の風情が消えつつあるが、ごみ(?)の散乱した海辺に眉をひそめることはなくなった。...

鳥の巣釣り場通信(2020-14)

=カラスの新しい日常??=    みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 近畿地方に梅雨明け宣言が出され、軌を一に空の色、海の色は真夏のそれに変貌を遂げました。昼間は蝉、夜はカエルが、勝負時はここぞとばかりに鳴き交わしています。暑い夏が巡ってきました。 釣り場の水温は梅雨前線の北上と共に30℃に迫ってきましたが、梅雨明けの遅れた今年は昨年に比べると昇温が遅れました。とは言っても、これからしばらく釣り場が最も高水温になる季節です。...

鳥の巣釣り場通信(2020-13)

=若き日の大きな勘違い  ←  反省=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 田辺湾奥でハマボウが鮮やかな黄色の花を付けています。鳥巣半島の入り口に根付いた木は枝振りが立派で、釣り場へのゲートウエイとして良い目印になっています。軌を一に周辺の田んぼでは稲の穂が膨らみ、稲刈りが視程に入ってきました。...

ご予約・お問合せ

釣り場・養殖貝
田辺市新庄町3883番地
新庄漁業協同組合
釣り場 養殖場
TEL:0739-24-2761

白浜・田辺湾クルーズ
田辺市新庄町2827-3
新庄漁業協同組合
TEL:0739-22-2057
FAX:0739-22-0404