==2024年 激動?の幕が開く==

 

平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。

鳥の巣半島に散在する水仙の群落は開花が進んでいます。そしてアロエも。これらは花も大ぶりで目立つ存在ですが、目を凝らせばあちこちに小さな花を付けた名を識らない野草の存在に気づかされます。そしてあちこちで梅が花が開かせつつあります

釣り場の水温は概ね15℃をベースに変動しています。体感温度は昨年より暖かい印象を受けていますが、水温はやや低めで推移しています。

透明度は青みが入り、底近くまで見通せる状況です。雨が降った後や北風が強まった後にやや黒みがかった色調を呈するのはプランクトンが増殖に伴う現象で、時に規模の大きな赤潮を形成しています。今回の赤潮は珍しく長期化していますが、年末に発生したものと関連がありそうです。

1月前半のチヌ類は0.8匹(1人当たり:暫定値)となりました。サイズとしては引き続き小・中型が主体です。大型サイズが筏の下を遊弋しているという目撃例が多数寄せられておりますが、釣り餌に喰いついてくれないようです。サイドメニューはチャリコやタカノハダイといったところです。但し、理由ははっきりしませんが時々魚(と共に海鳥)が消える現象が発生している印象を受けます。

アジ類は湾内を回遊している青アジの群れがくれば一時的に釣果が見込める状況です。その周りに正体不明の大型魚が集まっている模様で、仕掛けを失う事例が頻出しております。時に良型のヒラメが揚げられており、Tさんがつい先ごろ80㎝超えのハマチをゲットしたとか。恐らくこれで人生2回目の大捕り物であったはず。あっ、アナダ―Tさんと共同で釣り揚げたサメもありましたっけ。

と云った具合の2024年のスタートです。

 

謹賀新年 旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、遅ればせながら新年おめでとうございます。

という恒例の賀詞も憚られる天災・人災が続発する年明けとなりました。なんといっても能登半島沖の地震関連の被害です。人命被害が大きいのは正月の帰省客(や旅行者)で人口が普段より増加していたことも関係があるはずで、生活インフラが壊されたことに加え、交通網の遮断によって様々な支援が届きにくいのも気掛かりです。阪神淡路大震災の一月後に訪れた神戸の街は物が煤けた匂いが残り、風に舞い上げられた埃が立ち込めていた記憶が残っています。今回の奥能登も復興が長引きそうで心配されます。

湾奥の内ノ浦地区では小山の上に建つ鎮守の神様を祀る祭殿へと至る石段の中位に安政、その1mぐらい下に昭和の津波の到達点を示す記念の碑が立っています。当地も能登の地震と津波は紀南地域も他人事ではありません。

東日本大震災を関東の職場で体験した折には近所のコンビニからめぼしい食品があっという間に売り切れになりました。夜は身体に新聞紙と緩衝材を巻き付けて椅子の上で睡眠をとった経験が呼び起こされます(自慢する訳ではないが、非常用に持っていた自前の毛布は他の職員に使ってもらいました)。

日本に棲んでいる限り自然災害とは無縁でいられません。非常食を常備するとか非常時に持ち出す物をコンパクトに整理しておく等々事前の対応が可能な部分はあります。今般の被災者からも先ず水と食料、燃料が足りないという声が早い段階では数多く寄せられていました。既に触れたことですが、個人的には阪神淡路大震災以来、風呂の水は常時張り置き、車のガソリンはゲージが半分を切ったら満タンにするよう心掛けております。これは結構安心材料となります。

かねて大地震は “冬の発生が多い”という漠然とした印象を持っていました。試しに話題の生成AIに尋ねたところ、「冬は海水が地殻を押さえる力が弱くなるため(ここが良く理解できていないけど)、地震が発生しやすい傾向がある」という回答が返ってきました(検証していません、念のため)。

ところで今般の大災害を予測した研究者はいなかった(知る限り)。あるいは予知した占い師はおられたのでしようか。多分いなかった・・・。 残念ながら、「地震予知も占いと変らないレベルなんだな」と改めて認識させられた年初めになりました。