鳥の巣釣り場通信(2020-02)

=ウツボ献上=

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

先般、田辺湾の北部にそびえる高尾山周辺で初雪が舞うのを望見しました。本格的な寒さの到来ですが、全般的には暖冬傾向と感じています。何しろ足の指にできる霜焼は例年に比べてずっと軽めですから。スキー場も雪が降らず困窮しているとニュースが伝えています。長期予報に拠れば今後も冬型が続かず、周期的に襲来する前線の影響で雨が多いとか。何事も平年並みが安心できる昨今です。

釣り場の水温は年が改まってから幾分下降し、直近は14℃前後で推移しております。1月前半のチヌ類は0.2尾(一人当たり)に留まりました。釣り場がほぼアジハンター・ワールドになったこともこの数字に影響しています。「寒いと団子を握る気力が湧かない!」とベテラン釣り師が漏らしておりました。

一方の主役アジ類は15~20㎝の小型魚を主体に好調が続き、中には30㎝超の良型も混じっています。海の食物連鎖につらなるヒラメやハマチなども運が良ければ顔を見せてきます。残念ながらチヌハンターにとって今しばらく忍従の時期が続きそうです。

Hさん新年早々の快挙(ブリ若魚60㎝超)

先般、旧知の友人を通じて某大学の博物館に展示するウツボの捕獲を依頼されました。田辺湾内では比較的レアー魚と認識していたため簡単でないミッションと当惑したが、幸いにも知り合いの伝手で白浜の漁師さんから入手することができ、面目を施した次第。

ウツボは何といっても鋭い歯に特徴づけられ、面構えからも窺えるように獰猛なハンターと評される。タコとの格闘シーンは迫力があるらしい。当事者にとって不本意だろうが、魚らしくない独特の容姿が評判をとれない一因に違いない。

広く一般に出回らない地域特産種の範疇であるが、紀南地方では一夜干しの開きや細切りの空揚げがスーパーや土産物店に並ぶ。また、つみれ団子にして鍋で食すことも多い。白身は淡白であるが、皮が硬いうえに小骨が多いため調理に技術と根気が要る調理人泣かせの魚である。うちの母親も「ウツボを捌くと肩がこる」と嫌がっていた。四国では“たたき”も人気の一品であるが、この近辺であまり聞かないのはどうしてか ??

ウツボの学名はGymnothorax kidako (Temminck and Schlegel, 1847)である。命名規約に従って、学名はラテン語化された二名法と呼ばれる形式で表記される。前半部の”Gymnothorax”は属名(特定の家族を示す苗字のようなものと想って下さい。)、後半の“kidako”は種小名と呼ばれ、G・・一家の中で種毎に異なる名前が付けられている。「3部の構成でないか?」と疑問が挙がるかもしれない。カッコ内は厳密には種名ではなく、この魚を初めて報告した研究者の名前(この場合はテミンクとシュレーゲルの共著)とその公表年で、カッコ内に入っているのは後年属名が変更されたことを示している*。

この学名に日本語の響きを感じたので調べてみると、ウツボを “キダコ”と呼ぶ地域があり、テミンクらはそれに因んで名付けたと判断出来ました。ウツボの餌は前述のタコの他、甲殻類や小魚などで、結構グルメですな。(*植物名は表記法が若干異なります。)

冬季の鳥の巣釣り場は北西の風が強く魚の動きも鈍い時期です。それでもアジ類などの小魚が集まっていることが筏周辺に集う鵜の群れからも容易に推察されます。春に向かって雌伏するも佳し、寒風の中でアタリを探るも佳し、かな!?

鳥の巣釣り場通信(2020-01)

  =令和のスタートは良型チヌと共に= みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 紀州路は路傍のあちこちで早咲きの水仙が北風に揺れており、品の良い寒ツバキや山茶花に鮮やかで派手なアロエの花が季節に彩を添えています。ここ鳥の巣半島の周辺地域は比較的穏やかな2020年の年頭を迎えています。 釣り場の水温は昨年末から16℃を前後しており、これまでのところ15℃以下を記録したのは一日だけでした。このため、昨年に比べると若干高め傾向にあります。...

鳥の巣釣り場通信(2019-22)

=Time goes by・・・令和の年の瀬=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。...

鳥の巣釣り場通信(2019-21)

=ままならぬとは言え 自然の恵み=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 紀南の里山は所々に赤や黄色の木々が彩を添え、初冬の様相を醸し出してきました。釣り場の水温は16~17℃で推移し、カキの身入りが進むとされる15℃に近づきつつあります。...

鳥の巣釣り場通信(2019-20)

=ナマコのプニユプニユ・パワー=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 秋が足早に過ぎ去ろうとしており、その後ろに布陣する冬将軍が隙あらばと覗いつつ斥候を飛ばしてきます。釣り場の筏でマガキの収穫が始まっています。オールドボーイを集めた労働集約的手法で作業を行っており、これを揶揄して「年寄りの歳末生活補助事業」という噂もあるようです。恒例の作業ながら、その進捗に応じて順次使用できない釣り場がでておりますが、この点ご了承戴ければ幸いです。...

鳥の巣釣り場通信(2019-19)

=人生いろいろ 釣果もさまざま=   みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 紀州路は南斜面の蜜柑畑が色づき、里では金木犀が特有の芳香を放っています。柿はそろそろシーズン終了でしようか。陽射しが届かない朝夕はめっきり冷え込むものの、小春日和の昼間は残暑の尻尾が残っている感じ。そんな日は釣り台のあちこちで冬着が一枚一枚と脱ぎ捨てられ、軽く・スリムになっていきます。「人間で良かったね!」、という想いがします。...

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