=ナマコのプニユプニユ・パワー=

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。

秋が足早に過ぎ去ろうとしており、その後ろに布陣する冬将軍が隙あらばと覗いつつ斥候を飛ばしてきます。釣り場の筏でマガキの収穫が始まっています。オールドボーイを集めた労働集約的手法で作業を行っており、これを揶揄して「年寄りの歳末生活補助事業」という噂もあるようです。恒例の作業ながら、その進捗に応じて順次使用できない釣り場がでておりますが、この点ご了承戴ければ幸いです。

釣り場の水温は漸減傾向にあり、20℃を下回ってきました。但し、昨年、一昨年に比べると今秋はやや高め傾向で経過しました。11月前半のチヌ類の釣果は30㎝以下の小型魚主体に2尾(一人当たり)でした。そうした中、往年の手練れ釣り師Oさんがさり気なく48㎝級を揚げ、さらに日没間際の魔術師another Oさんが40㎝越えの良型を連続ヒットするなど、気を吐きました。手のひらサイズは数知れず、というハンターも数名おられます。アジ類はやや低調の様相を見せており、日によって釣果に差がでています。また、Hさんが70㎝のホンコロダイ(=コショウダイ)を揚げました。この釣り場でこのクラスのコショウダイは極めて珍しい成果です。

大物コショウダイ:不貞腐れてポーズをとってくれない(!?)

冬の到来に伴って空気が乾燥してきました。父親はアカギレの万年保有者でした。特に冬場は症状が悪化して苦労している姿を見ています。私もある年齢を超してから足のかかとのひび割れや乾燥肌が季節の替わり目を報せるサインとなりました。こうした皮膚症状の改善に効果を発揮したのがナマコを煮詰めたアジアの伝統的漢方薬です。マレーシアでは”ガマ(現地語でナマコの意)“とよばれ、特にランカウイ島産が有名です。乾燥と縁の薄い熱帯のかの地では火傷の治療などに重宝しているとか。好奇心からお土産に持ち帰った件のガマを使い始めた父親が「メンソ○○○で効果が得られなかった永年のアカギレが快癒した」と大いに喜んでいました。そうした実例をみて周りにも奨めたところ、最初は懐疑的で匂いを気にしていた女子陣にも「これかなり良い!!」と評価が拡がっていったものです。

中華料理では高級食材で、乾燥品は高値で取引されるため各地でその筋の人達が暗躍しているとか。マレーシアでも資源の枯渇が心配されていました。効能を煽ったため人気が過熱して現地の資源量枯渇にに陥らないことを祈る次第です。日本では水虫薬や石鹸などの他、保湿製品も開発されているようですね。かつて愛用したガマ類似品が手近にないかしら?

蛇足ですが、“プニョプニヨのような擬声・擬態後を“オノマトペ”といいますが、日本語では特に発達していると言われます。注意してみると、“ぷりぷり“、”ぷんぷん ”ぷちぷち“などなど、”ぷ“繋がりでもたくさんたくさん出てきます。