鳥の巣釣り場通信(2024‐05)

==翼が欲しい!?==

 

みなさんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご愛顧いただき誠に有難うございます。

天気の良い日には”ヒロメ“漁の小舟があちこちの岩場近くに寄り付きます。少し前に今年の初物を戴きました。柔らかく甘みのある味は絶品と云えます。たまたまワカメも戴き食べ比べたところ、後者の方がかなりタフな歯応えでした。

この春にヒロメにまつわるトピックが季節の風物詩としてNHKの地域番組を始め幾つかのマスコミで紹介されました。新庄漁協の関係者がメインを張っていたのを気付かれた方が大勢おられるはず。宣伝効果が高まったことは間違いありません。問題は生産量が限られているため要望を十分に満たせないことです。

陸では桃の蕾が開き始め、里山のあちこちには山桜が咲き始めています。農家は一足早く本格的な稼働に突入した模様。「この先ラニーニャが発生して低温多雨になる可能性」との最新予報が出ました。農家には気になるところです。

釣り場の水温は15℃を超える日がでてきていますが、寒気の南下や降雨があると一気に2,3℃も下降するなど日変動が大きくなっております。昨年は3月に入って15℃を下回ったのは2日だけでした。ところが今年は頻繁にこのラインを下回り、全般的に昨年より2~3℃前後低めで推移しています。

海の色は緑がベースで透明度は基本的にやや良と云えます。陽光に輝く春色の海は一見の価値がありますね。にしても潜水を繰り返しているウ、彼らに透明度は関係ないのでしようか!?

3月前のチヌ類は1.2匹(1人当たり)となりました。引き続き25~30㎝の小・中型主体ですが、好調なら二桁にのる日もあるほか、40㎝を超える良型も揚がり始めております。「今日はチャレンジの日にする」と宣言していつもと異なる釣り台に向かったある日のYさん、釣果は控えめの中型2尾でしたが、それほどがっかりした様子でもなく、傾きかけた陽射しの下を家路に就きました。

アジ類は青アジ主体に“赤”混じりという構成ですが、最近は赤の数も増えてきている印象です。棚の探りようで釣果が大きく変わるとのこと。

 

 半世紀の歴史に幕:解体中の新庄漁協釣り場旧事務所

 

年度替わりの季節。入学、入社、異動、卒業や退職等々、人生の節目を迎える方が多数おられます。

釣り場の常連Tさん、大学へ入学するお孫さんへのお祝いにノートパソコンを弾んだそうです。「酔っぱらった勢いでつい口に・・・」といいつつも、高い出費を後悔している様子は微塵もありません。

同じ様に小学校へ入学するお孫さんに“天使の羽“ランドセルを購入したお祖父ちゃんお祖母ちゃんも大勢おられるでしよう。新しい舞台で大きく羽ばたいて欲しいとの願いですね。“天使の羽“とは実にうまいキャッチコピーです。

話題が飛躍しますが、古来より翼は人間を魅了してきたのは間違いないところ。それは天使を始めとして翼を背負った人物(?)像が数多生みだされ、描かれていることからも分かります。

以前、名の知れたタレント(?)が大きな翼を背負って登場するコマーシャルを観た覚えがあります。残念ながらあれでは実際に飛ぶ機能を持ちえないことが一目瞭然、羽ばたきを生み出す筋肉が決定的に不足していました。

ライト兄弟が発明した飛行機によって人類が大空へ飛び立つことが可能になったわけですが、彼らが世界初ということには異論もあるようです。

ある年齢より上の方ならかつてANAの尾翼のマークはレオナルド・ダビンチのヘリコプターをモチーフにしたものだったことを覚えているはず。我が国にも江戸時代既に飛行機を造ろうとしたパイオニアがおり、「羽の取り付けが難しい」と注記した概念設計図が残されています。

ところで翔ぶ動物と云われればつい鳥類に視線が向かいがちです。しかし目を凝らせば昆虫は実に優れた能力を持っており、チョウチョやトンボは自由自在に空中を飛び回っていることに気づくでしよう。しかも極めて低エネルギーで(多分)。これからの技術開発において彼らから学べることが沢山ありそうです(=バイオメカニクス)。

近所にある小学校の下校時間ともなればランドセルを背負った子供たちが坂道を駆け下りてきます。「少しの揚力があれば浮き上がるのでは!?」と思わせる勢い。カバンの中にはいつの日か大空高く、力強く羽ばたくのを助ける素材がつまっている。

鳥の巣釣り場通信(2023-18)

=もう一つの秋のドラマ=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 彼岸花が盛期~やや盛りを過ぎた模様。釣り場の近所の田んぼの土手には赤と白株が半々ぐらいあります。既に述べたことですが、この植物は球根に毒成分を有することから動物の被害防止を目的に人為的に移植されたものだそうです。トンビが空高く舞い、田辺湾ではタチウオ漁も始まりました。陽射しは鋭くとも秋が到来しつつあるのを感じます。...

鳥の巣釣り場通信(2023-17)

=厳しく長~い夏、それでもお別れの兆し=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 昼間の陽射しは真夏並みに強いといっても朝夕はぐっと過ごしやすくなり、挨拶が「暑いですねえ」から「やっと涼しくなってきたねえ」に替わってきました。太陽の高度が下がってきたことは事務所に差し込む陽射しから観てとれます。...

鳥の巣釣り場通信(2023-16)

=“少年時代“ 鳥の巣バージョン=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 強い陽射しを受けているせいか里山は彩に欠け、夏枯れに近い状態。そうした中、夾竹桃が存在感を演出しています。この辺りではピンクの花が目につきますが、白や赤もあるようです。 海水温は梅雨明け後の7月18日に30℃超えを記録し、下旬の一時期大きく下降したものの、8月に入って再び大台に乗った後は30℃前後の高い水準で推移しています。現時点で30℃以上の日が23日ありました。...

鳥の巣釣り場通信(2023-15)

=牛の憂うつ 人間の憂うつ=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 台風7号は串本付近に上陸した後、和歌山県を縦断しました。いわゆる直撃というやつです。ところが近隣の地域ではテレビや新聞で採り上げられているような深刻な被害を受けることがなかったようです。2018年や2019年の台風で損壊した釣り場の養殖筏も今般はほぼ原形を保っています。実に幸いなことでした。 鳥の巣半島の水田は台風前に殆ど刈り取りを済ませ、地面が露出した田んぼから稲わら特有の匂いが立ち込めています。納豆菌が活動しているかも。...

鳥の巣釣り場通信(2023-14)

=熱暴走 “瀬戸の花嫁”考=    皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 梅雨明けが宣言されて以降、陽射しが強まり、厳しい暑さが続いています。鳥の巣半島は梅雨期間も少雨傾向で経過しました。夏前の長期予報では「エル・ニーニョの影響を受けて長雨、低温傾向が懸念される」でなかったかしら・・。 海水温は梅雨明け後に30℃を超える日が数日続き、その後に大きく下降し、戻りつつある直近は29℃前後で推移しています。海の色は少し青みがかった紀州グリーンで、透明度も上がってきました。...

鳥の巣釣り場通信(2023-13)

=夏をご安全に=   皆さんこんにちは。平素は鳥の巣釣り場をご利用いただき有難うございます。 梅雨明けが視野に入ってきました。梅雨前線が大暴れしないと季節が遷り替らないパターンが常態化してきました。被災地の住民からは「こんな雨と水嵩は初めて」と云う声ばかりです。...

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